福岡県放射線科医会

会長挨拶

ごあいさつ

   

このたび、鬼塚英雄前会長の後を受け、会長の任を引き受けさせて頂きました。福岡県放射線科医会の活動を有意義にすべく努力していきますので、皆様方のご支援とご指導を賜りますようお願い申し上げます。

福岡県放射線医会は、昭和52年(1977年)秋に九州医師会医学会が開催されるのを契機に、それまで漫然とした形で開催されていた秋の日本医学放射線学会九州地方会を医師会の分科会として放射線科医の会で開催して欲しいという当時の福岡県医師会副会長の井上猛夫先生からの要望が発端となりました。その当時から内科、外科では医師会に属する医師たちを中心とした医会が福岡県および福岡市にも出来ていたのに対して、放射線科ではそのような分科会が運営されていませんでした。そこで、井上猛夫先生と九州大学 松浦啓一教授、井手一郎先生、鴨井安宅先生の4名での話し合いのもと福岡県放射線科医会が発足しました。第一回総会は、昭和53年(1978年)5月26日に富士フィルムビルにて開催されました。

以後、年に一回の総会・懇親会および福岡県放射線医会誌の発行という形で福岡県医師会の分科会として医師会を通しての活動を継続しておりましたが、私が九州大学放射線科教授に着任して以降、新型コロナウイルス感染症の流行で福岡県放射線科医会も活動休止を余儀なくされました。

このたび、鬼塚英雄先生の会長ご退任を受け、活動再開に向けて会のあり方を見直すことになりました。九州大学放射線科教授の石神が会長となって事務局を九州大学放射線科医局に設置し、県内の4大学(久留米大学、福岡大学、産業医科大学、九州大学)の同門会を柱とした構成に変更することで再開にむけて動きだす方針となりました。その際に、以前に行われた理事の意思確認を踏まえた役員変更を行うこととなりました。新たな役員は、理事継続を表明された先生方、福岡4大学の主任教授、医師会会員の各大学同門の先生方での構成となっております。

当面は電子媒体を中心とした運用とし、対面での総会や講習会、懇親会の開催はコロナ収束後に検討したいと考えております。このたび、福岡県放射線科医会誌にかわり、ホームページを開設いたしました。以前からの方針を踏襲し、学術活動だけでなく、放射線科の関係する診療報酬、放射線科出身でご開業された先生方へ向けた情報発信も行っていく所存です。また、放射線科専門医を中心に新規会員を増やしていくことも喫緊の課題と考えております。何卒宜しくお願い致します。

令和5年4月
福岡県放射線科医会 会長
九州大学大学院医学研究院臨床放射線科学分野 教授

石神 康生